サッカー中継が3D映像になる日

ワタクシ事ながら先日、映画『アバター』を観た。
ああ、DVD出たからね〜、と思ったアナタ!
大変すみません。今さらながら映画館で観てしまいました…。
やっぱり3D映画は劇場で観ないとなーとか思いながらもズルズルと春に。公開最終日に滑り込みの鑑賞である。
映画界は今年は「3D元年」なんだそうである。確かに予告編を観ていても3D映画の公開がズラーっと予定されているようだった。
そうかと思えば、サッカーの世界にも3D中継の波が押し寄せているらしいのだ。
今年1月、イギリスでプレミアリーグのアーセナル x マンチェスター・ユナイテッドの試合が3D放送で中継された。
日本でも6月のワールドカップをスカパーが3D中継するそうである。サッカー界にとっても今年は3D元年になりそうな勢いだ。
確かに『アバター』もこれまでの映画と比べるとすごい臨場感だったけど、あれをサッカー中継でも体験できたら、これまでとはまた違った興奮が味わえることだろう。
ちなみに昔から、スポーツイベントと放送メディアの発展には深い関係性がある。
日本でカラーテレビが普及するきっかけになったのが、1964年の東京オリンピックだというのは有名な話である。海外でも、それまでは白黒テレビが一般的だった南米アルゼンチンでは、78年の自国開催のワールドカップのために国内のカラー放送網を国家事業として整備したらしい。
日本でも70年代までのサッカー中継は、ワールドカップであっても開催から1年後に録画放送されるような時代だった。しかしアルゼンチン大会からは国内でも生中継が本格化する。
その後の80年代にはビデオが普及し、好きな試合を録画して保存しておくことができるようになった。90年代に入ると衛星放送が普及し、今では自宅にいながら世界中のサッカーが楽しめるような時代になってしまったのだ。
そう思えば日韓ワールドカップの際にも、日本の招致活動の際の目玉として「バーチャルスタジアム」というプランが掲げられていたのを思い出す。
実際に試合が行われているのとは別の会場で、「そこであたかも試合が行われているように」選手とボールの動きを再現するという、インド人もビックリのハイテク中継技術である。
僕は当事このプランに大いに心踊らせた。しかしワールドカップの招致が決定した後、バーチャルスタジアム計画は何となくウヤムヤになっていき、とうとう本番では実現せずに普通のパブリックビューイングにすり替えられていた。
言い出しっぺの関係者が、あとから技術的なハードルの高さを認識し、「はて?そんな計画ありましたっけ?記憶にございませんな…。」と国会議員ばりのオトボケをかました姿が目に浮かぶ。この時ばかりはさすがに、そりゃないぜセニョールと文句の一つも言いたくなったもんである。
そして今年のワールドカップでは、とうとう放送は3Dの時代に突入する。
“3D元年” の今年、南アフリカワールドカップをきっかけに3D対応テレビと3D放送は普及していくんだろうか?
僕的にはこういう夢のある話は、どんどん実現していってほしいなと思う。
え、僕は3Dテレビを買うのかって?
そうですね、僕が3Dテレビを買えるほどリッチになるのは…2018年大会ごろかなと思います。エヘヘ♪

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