フランス人は、なぜかいつも「目がトローン」な印象である。
ミッシェル・プラティニ、フローラン・ダバディ、(ハーフだけど)滝川クリステルなどなど。

人種的な問題なのか、あるいはもしかしたら「シュボシュボボワ〜ン。シュボボシルブプレ〜。」みたいなフランス語の響きが眠気を誘うのかは分からないけれど、とにかく彼らはいつも眠そうな顔をしているイメージである。
ちなみに遠藤保仁もいつも眠そうな顔だけど、彼は純日本人で間違いない。

そして、フランスのオリンピック・リヨンとドイツのバイエルン・ミュンヘンが対戦したこの日のゲームも、とにかく眠気を誘う一戦だった。

精彩を欠いたリヨン

1stレグも退屈な試合だったのは先週書かせていただいたけれど、今日の試合はその比ではなかった。

とにかくリヨンの出来が酷すぎたのである。

攻撃は全く噛み合わず、守備でも集中力を欠いたようなミスを連発。

立ち上がりから立て続けに決定機を作られると、前半26分に早々と失点。
後半に入るとクリスが退場し、さらに2点を失ってバイエルンに粉砕された。

おおよそ、チャンピオンズリーグの4強とは思えないような戦いぶりであった。

むかし、フランスの『ポンヌフの恋人』という映画を観た時に、冒頭からほとんど動きのない展開に5分で寝てしまった事がある。
僕はこういう猛烈な睡魔に襲われる映画を「爆睡ムービー」と呼んでいるのだけど、今日の試合はそれに匹敵するほどの見事なまでの「爆睡ゲーム」っぷりだった。

これはフランス流の退屈なゲームの楽しみ方なのか?

しかし視点を変えて見てみると、退屈できるというのはそこに安全・安心が確保されているからだとも言える。
ほんの100年ほど前まで戦争と侵略の歴史を繰り返してきたヨーロッパ人にとって、退屈とはある意味で平和を感じる貴重な時間の一つなのかもしれない。

いつも眠気まなこのフランス人たちには、もしかしたら退屈もエンターテイメントの一環として楽しんでしまう文化でもあるのだろうか。

そう考えると、退屈だった「ポンヌフの恋人」にも今日の試合にも合点がいく。
スタンドを満員に埋めたリヨンの大観衆は、数万人で滝川クリステルの目をしながら、「セボン、セボン」とこの退屈なゲームを楽しんでいたのかもしれないのである。

そんなフランスのファンと比べてみると、僕は自分の懐の狭さを痛感せざるを得ない。
彼らと僕との間には、エッフェル塔と通天閣ほどの意識レベルの高低差があった。
サッカーファンたるもの、いかなる試合でも楽しみにいってしまう貪欲な姿勢を身につけたいものである。

オリッチ、貫禄の3ゴール

リヨンの不甲斐なさばかり書いてしまったけれど、バイエルンのイビチャ・オリッチの3ゴールはどれも素晴らしいものだった。

オリッチはこの大会で、すっかり僕の大好きなストライカーの一人になった。
彼には決勝戦でも大いに活躍を期待したい。

決勝で当たるのはバルセロナかインテル、相手にとって不足はないはずだ。

先ほど「貪欲に楽しもう」と書いてはみたものの、30過ぎると夜更かしも体にこたえるもんである。
エキサイティングな試合になってくれるのならば、それに越したことはない。

決勝戦ではバイエルンとオリッチに、眠気を吹っ飛ばすようなプレーを存分に披露してもらいたいものである。

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