なでしこジャパン、実力でもぎ取った「リベンジ」/オリンピック・アジア最終予選@日本女子代表 1-0 オーストラリア女子代表

ええ、もちろん知っています。

なでしこジャパンが北朝鮮と引き分けて、来年のオリンピックへの出場権を獲得したことを。
そして今日、最終戦の中国戦が行なわれることを。
ついでにいま自分が、とっくの昔に終わっている、オーストラリア戦の記事を書こうとしていることを…。

でも言い訳はしません。

ただ、つい最近、個人的に自宅の引越しをしたので忙しかっただけなんです。
ついでに、同じタイミングで転職もしてみただけなんです。
何なら未だに自宅にネットが繋がっていないので、ブログもiPhoneで更新したりしていました。

でもこれは言い訳じゃありません!
言い訳じゃなくて「説明」なんです!
決して言い訳では…………ありません!

と言うわけでそのオーストラリア戦ですが、相手のリサ・デバンナ選手は速かったですねー。
日本で言えば丸山選手や川澄選手も速いですけど、デバンナ選手は別格のスピードでしたね。
男子で言えばマイケル・オーウェンみたいな、異次元の加速力でした。
非常に危険な存在で、とてもいい選手でしたね。

ちなみに「バンナ」と聞くとK-1世代はどうしてもジェロム・レ・バンナ選手を思い出してしまうのですが、プレーのインパクトという点ではデバンナ選手も引けをとっていませんでした。
この2人にはぜひ、『FIGHTING TV サムライ』あたりで対談してもらいたいところですね。
ん??それだとデバンナ選手まで、まるで格闘家のようなくくりになってしまう気もしますが…まあいいか。

それはそうと、オーストラリアはロングボールを蹴ってデバンナ選手のスピードを活かす戦術でしたね。
はじめのうちは確かに脅威でしたけど、日本はだんだんそのスピードにも慣れていった感じがします。

16歳のケイトリン・フォード選手もテクニックがあるクセ者でしたけど、他国もどんどん若い選手が育っていて、世界の女子サッカーのレベルも上がっていく予感がしましたね。

ただ、オーストラリアはセンターバックが思ったよりも弱かったように感じました。
特に裏への対応に問題を抱えていましたね。
スピードがあんまり無かったような印象を受けました。
まあ、それでも僕のブログの更新よりはずっと速かったですけどね。ハハハハハ(自虐笑)。

永里優季選手や川澄選手が何度かその裏のスペースを突いて決定機を迎えましたけど、ここを決められなかったのが日本にとっては痛かった!
もっと楽に勝てる試合が接戦になってしまったので、永里選手は試合後に妹さんに叱られていたかもしれないですね。
それでも厳格で知られるお父様は、さすがに中国まではシバきには来なかったでしょうけど。

でもオーストラリアはプレスも緩いし、ラインも深いし、ちょっと古典的なチームという印象でしたね。
去年のアジアカップで対戦した時にはミスから失点して負けてしまいましたけど、普通にやったら日本が負ける相手ではなかったと思います。
とは言ってもワールドカップでベスト8まで行ったチームなので弱くはないのですが、日本がそれほどまでに強くなったということなんでしょうね。

何と言っても日本は世界王者ですからね。世界王者!
世界征服しちゃってるわけですからね、なでしこは。
冷静に考えても凄いことですよね。
ドロンジョ様もビックリですよ。

ちなみに前半は澤さんがあまり目立たなかったですけど、けっこうマンマークに付かれてたからというのも有ったのだと思います。
後半はポジションをちょっと上げたことで澤さんがボールに触れる機会が増えて、日本のリズムも良くなりましたね。

で、62分、日本が待望の先制点と。
鮫島選手のロングフィードから永里優季選手がポストで繋いで、最後は川澄選手が冷静に蹴りこんだナイスゴールでした。
前半にチャンスを逃したフォワード陣がゴールに絡んだということで、まあミスも帳消しって感じでしょうか!

とりあえず日本が勝ってアジアカップのリベンジもできたし、終わってみればとても良い試合でしたね。

余談なんですけどね、NHKではデバンナ選手が「デバナ」と表記されていて、それを見るたびに「出鼻」という漢字と天狗みたいな絵が頭に浮かんでしまい、失礼と思いつつも一人でほくそ笑んでしまいましたよ。

ええホント、ものすごい余談ですよね。

[ 関連エントリー ]

トップページへ戻る