多摩川クラシコである。

平仮名にすると「たまがわくらしこ」。
いや、だからどうという事もないんだけれど、何とも可愛らしい名称だ。

川崎フロンターレとFC東京は近隣のチームだけれども、それぞれ神奈川県川崎市と東京都という、異なった行政区域をホームタウンとしている。
なので、この両者のゲームはダービーマッチとはならない。

しかしこの対戦を盛りあげようと、両チームが2006年に考案したのが「多摩川クラシコ」というネーミングであった。

初めて聞いたときには正直、「無理矢理やなー」という感想。
必死でダービーマッチ的なものを作ろうとしている感があり、何となく僕は違和感を感じてしまっていた。

しかし継続は力なり。何事も続けていれば芽が出るものである。
4年目を迎え、この呼称もだいぶ板についてきた感がある。

サッカーマガジンでは多摩川クラシコ大特集。
僕も不甲斐ないガンバの試合を差し置いて、ついつい等々力競技場の「多摩川クラシコ」にチャンネルを合わせてしまう日が訪れたのである。

チーム成績を左右した、両ストライカーの出来

ゲームはなかなかに白熱の一戦だった。

両チームともサイドアタックの持ち味を活かし、チャンスを作りだす互角の展開。
スコアは 2-1だったけれども、それはチャンスを確実にモノにしたか、しなかったかの違いでしか無かった。

あるいはチョン・テセと平山相太という、ストライカーの出来の差だったとも言い換えられる。

とは言っても、平山の出来が悪かったわけではなかった。
得意のヘディングがクロスバーに阻まれた場面をはじめ、特に前半はいくつものチャンスに絡み、ゴールの匂いを漂わせてはいた。

しかし、彼らは最も数字と評価が直結するポジション、ストライカーなのである。
いくらチャンスを生み出しても、モノに出来なければ意味はない。

結果的にこの日の平山は、幾度かの好機を得点に変えることはできず、ノーゴールに終わった。

対して2ゴールを挙げたチョン・テセのプレーは、シュートに持ち込む振りの速さとその弾道のスピード、精度、どの点で見ても平山相太より一枚上だった。
それがこの2人のセンターフォワードの明暗を分けたとも言えるだろう。

セルビア戦の代表メンバーから外れ、ワールドカップ出場の当落線上にいる平山相太。
彼は相当な危機感を抱いていると聞くけれども、残り2ヶ月で何とか、この課題を克服して欲しいと思う。

日曜日の「たまがわくらしこ」

ゲームは22,199人の大観衆に見守られる中、ホームの川崎フロンターレが勝利した。
試合全体を見ても、とてもいい雰囲気のゲームだったと思う。

Jリーグは海外のリーグほど壮絶な緊張感に包まれてはいない。
ファミリーでも楽しめる、ある種の「ユルさ」があるリーグだ。

それについては賛否両論あるかもしれない。
海外のような激しさをピッチにもスタンドにも求める人達もいるだろう。

けれど僕は、満員の観客で埋まった等々力のスタンドを見て、
Jリーグって楽しいなと思った。

「たまがわくらしこ」。

こんなユルいネーミングがまかり通るのもJリーグならではだろう。

「たまがわくらしこ」。

いや、何度も聞いてみると自然と顔がほころぶ、何とも素敵な響きじゃあないか。

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