現在発売中の”Number”誌上で、「日本サッカー・マイ・ベストゲーム。」という特集が組まれている。

三浦知良、中田英寿、中山雅史らの”レジェンド”たちが、自らのベストゲームを回顧する、実に見ごたえのある特集である。

と言うわけで、僕もひとつ、”至極個人的・日本サッカーベストゲーム”を選んでみたい。

…と思ったものの、これが予想以上に難しかった。

これまで数々の名勝負、感動のゲームを目にしてきただけに、1試合に絞り込むのはかなり難儀な作業である。
そんなわけで、ここは少しハードルを低くさせてもらって、”僕の選ぶ、日本サッカー3大ゲーム”とさせていただきたいと思う。

ちなみに基準はもちろん、単なる個人的な主観である。
また、あまりにも長くなりそうなので、3回に分けて書かせていただきたいと思います。

■マイ・ベストゲーム Vol.1
『Jリーグ開幕戦 ヴェルディ川崎 1-2 横浜マリノス』 1993.5.15 東京・国立競技場

僕が自分の誕生日と並んで、一生忘れないであろう日付がある。

この試合の行われた、1993年5月15日。

この日、日本に初のプロサッカーリーグ、Jリーグが誕生した。

当時、僕はティーンエイジャーだった。

それまでの日本のプロスポーツと言えば、野球の独占状態。
そんな独り勝ちが何10年と続いていた時代に、突如現れた、Jリーグという”黒船”。

三浦知良、ラモス瑠偉、武田修宏、北澤豪らのスター選手たちが連日マスコミを賑わし、若者たちは彼らの新鮮な魅力に熱狂した。

前年の92年には、日本代表がアジアカップで初優勝。
続くアメリカワールドカップ予選でも快進撃を見せる。
そこで産まれたサッカー人気の灯火はJリーグへと飛び火し、日本はこの頃、空前絶後のサッカーブームの時代を迎えるのである。

テレビでは毎日サッカーの話題が大きく取り上げられ、学校では誰もがJリーグの話題を口にする。
休み時間のグラウンドは、サッカーボールを追いかける生徒たちであふれ、ゴールを決めた者が、誇らしげにカズダンスを踊る。

もしかしたら、今の高校生以下の世代には想像がつかない光景かもしれない。
しかし本当に、そんな時代があったのだ。

僕はJリーグ開幕を前にしたこの年の春、その大ブームの訪れを肌で感じながら、「これは物凄いことが起ころうとしているのかもしれない」と思った。

もしかして自分は、歴史が動く瞬間を目の当たりにしているのではないか?

そう考えた時、僕はサッカーに対して、強烈な好奇心を抱かずにはおれなくなったのだ。

そうやって迎えたこの開幕戦。

当時から応援する横浜マリノスが、その最大のライバル、ヴェルディ川崎を相手に大逆転勝利を飾る。

おそらく自分のサッカーファン人生の中で、最も繰り返し観たであろうこの試合を境に、僕は完全にサッカーに魅了されていくことになるのである。

そして「歴史が動く」と感じた自分の予感が間違っていなかったことを、あれから17年が経った今、僕は確信しているのだ。

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